三国山脈(群馬) 赤沢山(1328.0m) 2018年3月11日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:29 土合駅−−3:59 尾根取付−−6:40 1180m峰−−7:18 赤沢山 7:23−−7:39 1180m峰−−8:06 国道−−8:14 土合駅

場所群馬県利根郡みなかみ町(旧水上町)
年月日2018年3月11日 日帰り
天候
山行種類残雪期の籔山
交通手段マイカー
駐車場車道路側に駐車するしかない
登山道の有無無し
冬装備スノーシュー、ピッケル ただし今回はスノーシューは無くても登頂可能だったと思う。急斜面があるのでピッケルはあった方が望ましい
籔の有無積雪のため無し。ただし所々見える地面の様子からして少なくとも1180m峰付近までは無雪期の藪はそれほど深くないと思われる
危険個所の有無西尾根は全体的に傾斜が非常に急で場所によっては岩壁あり。滑落及びルート選択に注意
山頂の展望東側が開ける
GPSトラックログ
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コメント土合駅から西尾根を往復。雪質は最高でほぼ踏み抜き無し。土曜日に往復したと思われる新しい足跡あり。西尾根は非常に急で1180m峰以下は雪はほほとんど無く地面が出た区間が多かったが笹は薄かった。1180m峰以降は尾根直上がアスナロ藪に覆われた区間は北側を巻いた。山頂標識は3つありGさん標識はあったがすかいさん標識は無かった




夜明け前の土合駅。既に満杯の駐車状況 土合山の家入口から取りつく。足跡あり
林道らしい? 白毛門へのトレースと思われる 1人だけ赤沢山へのトレースあり
早速スノーシュー装着 最初からえらい急斜面
標高890mで尾根に乗ると雪が消える。藪は薄い 尾根北側は雪が残る。帰りはこちら側の谷を下った
標高970m付近 標高1100m付近
1180m峰 標高1180m付近。まだ藪は薄いようだ
標高1190m付近 標高1220m付近。北側を巻く
標高1220m付近から見た谷川岳。残念ながら雲の中
標高1250m付近 標高1270m付近
標高1300m付近 赤沢山山頂。南から北を見ている

山頂標識が付けられたブナ その1 Gさん標識
山頂標識が付けられたブナ その2 気温は-6℃前後
山頂から東側の展望。残念ながら尾瀬の山々は雲の中
帰りの急傾斜区間は今シーズン初アイゼンで 往路の尾根の北側の谷を下る
急だが尾根よりはマシ。デブリは少なかった 傾斜が緩む
白毛門へのルートに出た 国道到着。路面は氷でツルツル
往路の取り付き箇所 清水トンネル入口
土合駅入口反対側にも駐車 土合駅入口まで車が溢れていた


・赤沢山は土合駅の裏山的な存在。地域的、標高的に考えれば藪が深いと予想され、雪がある時期に登るのが得策だろう。
・取り付きは土合駅付近が標高的にお得だが、この付近はどこも猛烈な傾斜だ。緩い場所は無い。上越線の線路より東側にいないと斜面に取り付けないので、踏切を渡った先のどこかが適当か。
・駐車場所だが、この時期はどうやら一般的には土合駅前駐車場が利用されるようだ。まだ暗い時刻に到着すると県外ナンバーの車で満車状態で、駅に繋がる短い道路の路側にも縦列駐車されていた。その行列のお尻に私も駐車。
・まだ暗いままだが間もなく白んでくるので出発。夜中は星空だったが夜明け前の今は星は見えず曇り空らしい。
・国道脇は除雪された高さ1m以上の雪壁状態で斜面に取り付くのが大変なので、土合山の家入口の傾斜が緩い箇所から国道を離れる。同じことを考えるようで雪の上には足跡あり。 ・少し入ると地形図に記載は無いが林道らしき広い幅の平坦地に出る。白毛門方向にいくつものトレースが残っている。その中に1つだけ赤沢山斜面へ向かうものがあり、どうせどこの斜面でも同様の急傾斜なので足跡をたどることに。ここでスノーシュー装着。
・足跡は広い斜面を登り始める。最初だけ傾斜は緩いが少し登ると上部は崖状の箇所が点在、登れそうなルートは左上方しかないように見えるが足跡の主はそこへ向かっていた。ただし登り方向の足跡だけで下りの足跡が無い。たぶん登りの途中でもっと歩きやすいルートを見つけ、下りはそちらを歩いたのだろうか。
・小尾根直下が非常に急だが雪が締まりスノーシューが良く食いついてくれて無事に突破、標高790mで小尾根に取り付くと尾根が西向きでしかも傾斜がきつすぎる影響か、雪が無い。ただし予想外の藪の薄さで脛くらいの低く細い笹が疎らに生えている程度で無雪期の方が歩きやすいくらい。
・これ以降は猛烈な傾斜の尾根を登り続ける。足跡の主も尾根を登り続けているが、こちらまスノーシューを脱ぐのが面倒で尾根直上より少し北側にずれて雪の上を歩くことが多かった。帰りはさらに北にずれて谷の中を下った。
・標高1100m肩でやっと傾斜が緩むと同時に南側に雪庇が登場。雪庇には金曜日に降ったと思われる柔らかい新雪が積もりスノーシューでも重いので避けて、尾根直上より北側を歩く。
・1180m峰でやっときつい傾斜から解放される。スキー跡も合流で残雪期の赤沢山は意外と人気の山らしい。しかし植生が変わり、場所によっては尾根直上にアスナロが密生して歩きにくく、トレースは北側を巻くことが多くなった。しかしスノーシューでトラバースは足に負担がかかるので、私は極力尾根直上を歩いた。こちらには古いスノーシュー跡があった。
・赤沢山山頂への最後登りでまた傾斜がきつくなる。この界隈でこの標高ではシラビソではなくアスナロが茂っている。なお、新潟の藪山ではアスナロではなくネズコがメインだった。両方とも幹も葉っぱもほとんど同じで見分けるのは難しいが、葉っぱの裏側を見ると簡単に分かる。
・傾斜が緩むと赤沢山山頂に到着。2本の木に山頂標識がかかっていてそのうち1つにGさん標識があった。すかいさん標識は見当たらなかった。
・展望は雪庇が発達した東側のみあり。本来なら尾瀬の山々がずらっと並んでいるのだろうが、今日は雲が垂れ込めて全く見えなかったのが残念。気温は-6℃くらいであったが風が無いのは助かった。
・帰りは標高900m付近までは往路を辿る。傾斜が最もきつい区間に突入する直前の標高1000mくらいでアイゼンに履き替える。尾根上は雪が無いのでアイゼンの方がスピードアップ。地面が凍っているのでアイゼン装着の方が楽に歩ける。
・標高900m付近からは尾根北側の谷を下った。尾根直上より傾斜は緩く(とは言えかなりの傾斜)雪質も締まってアイゼンでも潜らず、爪が良く効いて快適に下ることができた。デブリも少なく比較的安全な谷らしい。
・谷を下ると白毛門のトレースに合流、そちらから下ってきた3人パーティーに遭遇したが登山装備ではなくキャンプ装備に見えた。平坦地でまったりと雪上キャンプか?
・夏の白毛門登山口で国道に出るが、この時期でも国道上は氷でツルツル。日中の雪解け水が朝はまだ凍る。アイゼンが欲しいくらいだができるだけアスファルトが出た箇所や落ち葉の上を歩いて土合駅へ。
・曽合駅入口付近は国道路側まで登山者の車であふれていた。これほど賑わうとは思わなかった。

 

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